言い訳?真実だよ。
格闘技に行くときに周りから大反対されたんだ。
私は肘を痛めていた。
「残念だがその肘のコンディションではリングに上げることは出来ない。」
と選手を守るという立場のマネージャーの温かくも戦う男には冷たい言葉が突き刺さる。
戦い続けたい理由はただ一つ。
「昔、ヘビー級ボクサーがいてアメリカで弱いボクサーに勝ち続け、日本に凱旋帰国し日本のミドル級ボクサーと試合をしたらKO負けしたボクサーがいたんだよ。」
君もそうなんだよってね。
勝っても「相手が弱い」と言われたあの頃。
「何で強い人とやらないの?」と言われたあの時。
何連勝しても気分が晴れなかったあの日々。
強さを認めてもらいたいということだけだった。
私は当時のマネージャーに肘の悪いことを伝えている。 関係者にも伝わっていたと記憶している。
それでも最高の舞台を作って下さったことに感謝の気持ちで一杯です。
「あんたは格闘技を冒涜している」
「そんなにチヤホヤされたいのか」
「そんなに目立ちたいのか」
「もうリングの上で死んだ方が良い」
色んな声が飛び交った。
でも 「もう壊れてる」と言われてもチャンスがあれば拳二つにかけたかった。
「誰が一番強いんだ!?」とワクワクしながら話していた中学生時代。
ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、アントニオ・猪木、ハルク・ホーガン、スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディ、タイガーマスク、前田日明、高田延彦、アンディ・フグ、八巻健二、 そして マイク・タイソン。
地球上で誰が一番強いのか!? ワクワクするね。
※まだまだ名だたる強者たちが最強の候補に上がっていたが全員は書ききれないよ…
※写真はオランダでルシアン・カルビン先生とアレクサンダー・ヒョードル達と。