これからは一日三時間は自分の時間を持てるように努力をしよう。
「おかえり!
ベアエサにならなくてよかったね。またメールできてホントに嬉しい。入院してからも昨日まで39度台の熱が続いていたんだ。原因が解らなくてステロイドが使えなくて。昨日からステロイド大量投与が始まって今日からいっぺんに36度台前半。生き返った。体重も48キロまで落ちたよ。もう副作用も諦めた。ムーンフェイスになってもいいや。50ミリのステロイドをひと月のんで慎重に減らしていくから退院は5月半ばぐらいかな…長くなるね… 検査も高熱の中、地獄のようだった。骨盤から骨髄液抜いたり解熱剤の副作用で髄膜炎髄液も2回抜いたし。」
2004年04月07日のメールだ。
私はこのメールをもらう前まで2ヶ月間弱レーモン・ブリュスター、カリ・ミーハン,ケビン・モンティ、トニー・トンプソン、そしてトレーナー陣5人とビッグベアに合宿に行っていた。
目的は自身の試合に向け高地トレーニングで心肺機能を向上させるために、そしてアマチュア時代から練習をしている奴が2004年4月10日にWBO世界ヘビー級タイトルマッチに挑戦するためフォーカスする二点だ。
レーモン以外は皆195センチを超える大男達だ。
その大男達が「あの大男チャンピオン兄弟はモンスターだ!!」と言っていたのを今でも覚えている。
雪が積もっている山の中を我々は走った。
「熊の足跡があるぞ!!気をつけろ!!!」
とトレーナー達が叫んだ。
「冗談だろ!?」
「本当にあるよ~ ぉお!!(゚ロ゚屮)屮」
トレーナー達は銃を持っているが我々選手は丸腰だった。
そして暫くして何故だか私だけ皆と逸れてしまう。
「うっそー Σ(゚д゚;) ヌオォ!?」
雪はいつの間にか腰の高さ位までになっていた
Σ(・ω・ノ)ノ! びっくりっ!。
ここで考えてしまう。
『今、熊と出くわしてみろ (ーー;).。oO(想像中)
雪の中を私は早く走れない‥でも熊は雪を何とも思わずに突進してくるだろう‥』
ヤバい( ̄Д ̄;;
間違えたっぽい道まで雪を掻き分け全力で戻った。
そして全然知らない人と出会った時の嬉しかったこと (。>0<。)ビェェン
そしてやっと仲間たちと出会えたが何故だか大笑いされた。
2004年4月10日、レーモンは5ラウンドで大きなモンスターをノックアウトして世界ヘビー級チャンピオンとなった。
私は肘のダメージが回復出来ずにレドンドビーチの海を眺めに行き、そして日本へ帰国をした。
「悲しいねえ… でも、洋ちゃんにはいろんな可能性、選択肢、未来があるんだよ!今は肘が痛いから辛いけど、自分ばかりを責めず、レドンドの海を眺めながら肘さんとゆっくり対話してみなさいな!」
私はボクシングを続けることを諦めなければならなかった。
これからは過去の経験を見つめ直して反省をし、これからのプランニングをする時間を沢山作りたい。
全てを取り戻すために。
マスターにし