四つ目のチャンピオンベルトを取るよ。
19歳の時、東海大学の田中誠一教授から初めて
トレーニング理論を教わった。
それまでは自己流でウエイトトレーニングをしていたが、
田中教授の運動生理学を学び飛躍的にトレーニングの効率が上がったのは事実だ。
人間は朝起きてから徐々に体温が上がり、昼を過ぎた頃から体温が落ち始める。
体温が落ち始めてから6時間後に就寝するのがベストと勉強をする。
私は一時間毎に体温を測定しそれを実行をした。
トレーニングをするタイミングは朝目覚めたら感謝と
ともに日を浴びて、ザリアツカをし感謝をしながら朝食を頂く。
成長するもの全てが生き物であり我々の身体の中で
生きていくことになるのだから感謝が必要だと教えられる。
確かに目に見えない世界はあると私は確信している。
“ありがとう”というだけで彼らは身体の中で気持ち良く生き続けてくれるだろう。
そして私たちの大きなエネルギーとなってくれる。
食事を取るタイミングも重要になる。
朝食を頂いたら身体が元気な状態で技術の練習やスピードトレーニングをする。
身体が疲れてない状態で練習をするとスキルの吸収が良い。
そして神経系のトレーニングにはもってこいの時間帯だ。
そうは言っても我々は生きるために仕事をし、金を頂戴し、飯を食べていくという楽しい作業、人生が待っている。
仕事をしないことほど悲しい人生はないと教えられてきたものだ。
朝しか走る時間がないときは気持ちを切り替え、よく言われる空気がまだ汚れていない綺麗な状況で走るのがベストと思考を変え臨機応変に対応する。
そして朝疲労させることで忍耐力が付くのも事実だ。
人間の身体は環境に適応する能力を持っているからトレーニングルーティンをある程度したら変えないといけない。
時間帯も内容もだ。
私がセカンドステージで心のチャンピオンベルトを巻くためには臨機応変な、柔軟性の富んだ思考も重要となってくるだろう。
私は田中教授から「強くなりたかったら必ず日記を書きなさい」と言われ毎日
“どんなトレーニングをしたか”
“何を食べたか”
“どんな行動をしたか”
“その時の気持ちや体調”などを書いてきた。
それは現役を引退した今も簡単にではあるが書き続けている。
2013年6月13日フォーラム ミカサ エコで引退試合の会見を行った。
引退試合の約5か月前だ。
その当日の会見前に家族と病院へ行きドクターストップを受けていた。
だが皆のお陰で、こんなに我がままに生きてきた私なのに、付いてきて支えて下さった皆様のお陰で、そして大会関係者の皆様のお陰で引退試合が出来たことに尽きることのない感謝をする。
もちろん対戦相手にもだ。
リスクしかない男とよく戦ってくれたものだ。
引退試合会見の数日後に私は家を追い出されることになる。
記者会見の10日後の6月23日だ。
私は甘く考えていた。
引退試合が終わったら家に戻れるだろうと。
きっと最後の試合に集中出来るように一人にしてくれたのだろう、環境を作ってくれたんだろうと。
引退試合が終わって3年以上経つが今も一人部屋に閉じこもりホームページの更新をしている。
セカンドステージでは全てを取り戻すために、
そして経済的に自立するために、
そう 社長になることを目標に邁進する。
ボクシングジム経営者と思われるかもしれないが違う仕事で経営になるだろう。
だから皆が寝ているであろう時間にマスクをして今も働いている。
ボクシングを楽しく教えるために。
しかし上には上がいるものだな。
私の苦労なんてのは他の人に比べたら大したことじゃないことが分かったぜ。
皆が私に「雇われが向いている」と言うが
その言葉を粉砕するために日々勉強をし
努力をしていく所存です。
先ずは部屋をいつも綺麗にし物を探さずに直ぐに出掛けられる環境を作るとする。
そして未来日記を書き目標となる写真を壁に貼り、
やる気を出させるかな。
現役の時、私は好きなボクサーの写真を目標とし壁に貼っていつも見えるようにしていた。
さてと
やるか( ̄ー+ ̄)
マスターにし